金沢は第1節・愛媛戦、第2節・水戸戦、今節・湘南戦、第4節・長崎戦と、4試合続けて[3-4-2-1]を用いるチームと対戦する。
[4-4-2]のマンツーマンディフェンスが柳下正明監督の信条だが、今節・湘南戦は普段と異なるシステムで臨む可能性を示唆した。8日の練習で行われた11対11では[3-4-2-1]を採用。柳下監督は「本当は4枚でうまくスライドして相手に対応したい。でも、いまの力関係を考えるとそれは難しいだろう。次は枚数を合わせるかもしれない」と話した。「J1でも十分にやれるチーム」である湘南との力量差を受け止め、現実的な策を講じる。
新潟や磐田で指揮を執っていたときに何度も湘南と対戦経験があり、「湘南を一番知っているのはオレだと思う」と言う指揮官。「同じ3バックでも、やっぱり湘南の3バックは違う。湘南は攻撃的な3バック。(ディフェンスラインが)5枚にもなるけども、前からボールを奪いに行くというスタイルがある。それが良いというか、好き」。
”湘南スタイル”はアクションサッカーを志向する柳下監督の琴線に触れるようだ。
(金沢担当 野中拓也)
2017/03/08 17:26