磐田は2日、ヤマハスタジアムで紅白戦を実施した。
主力組と思われる11人に入ったアダイウトンは積極的なプレーでゴールを目指した。ともに1本目のみの出場だった中村俊輔とジョギングしながら意思の疎通も図った。二人のコンビネーションが深まれば得点の可能性も高まるだろう。
昨季J1・1st第17節・仙台戦で、アダイウトンはスペースに侵入し抜け目なく2得点を挙げている。彼のダイナミックなプレーが生きた試合だった。
「彼らはまったく違う戦術でやっている」とアダイウトンが言うように、仙台は今季から3バックを本格的に導入している。アダイウトンが昨季のように躍動できるかは分からないが、「素早く動き出せば、必ず良いパスが出てくる。それを決められれば」と意気込んだ。
今節が磐田にとってホーム最初の試合。「われわれのサポーターはどんな試合でもたくさん足を運んでくれる。彼らの声があると僕たちはさらに強くなれる」とブラジル人アタッカーは声援を力に変えるつもりだ。
1月末には第一子となる長男が誕生し、アダイウトンはパパとなった。ネットを揺らせば、ゆりかごパフォーマンスを披露する予定だ。「最善の準備をして、しっかりゴールを決めたい」。背番号15が自身の得点で磐田を勝利に導く。
(磐田担当 青木務)
2017/03/02 19:05