熊本は2日、19歳のブラジル人FWガブリエウ・モルベッキの完全移籍での加入を発表。モルベッキは練習開始前にチームメートの前で挨拶し、早速トレーニングに参加。昨日熊本に入ったばかりとあって対人系のメニューには加わらなかったが、別メニューで調整中のグスタボとジョギングやボールタッチに取り組んだ。
今回の獲得はグスタボの仲介人からの紹介がきっかけになったらしく、「映像を確認した上で、現場の意向もふまえて契約した。本来センターFWと聞いていたが、中盤も含めて複数の攻撃的なポジションでプレーできる選手。185cmと上背もあるが、ヘディングより足元でのプレーでゴールに絡んでいくプレースタイルで、19歳と若いので可能性があると判断した」と語った飯田正吾チーム統括部長。
清川浩行監督は「どれくらいできるか未知数なところもあるが、早く馴染んで特徴を出してくれたら。大きいわりにボールも動かせるようだし、前向きにプレーできる。トレーニングをとおして、どのポジションで起用するのがいいか判断したい」と話した。
同世代の選手の加入は、グスタボにとってもプラスに働く可能性がある。全体練習合流とゲームへの出場にはもう少し時間がかかりそうだが、攻撃陣はさらに厚みを増したと言える。
(熊本担当 井芹貴志)
2017/03/02 18:48