11日のプレシーズンマッチ・群馬戦で負傷交代していた江坂任だが、今週から全体練習に復帰し、紅白戦でも先発。開幕戦・川崎F戦にも間に合う見込みとなった。
昨季はキャンプ中の負傷によって開幕に間に合わなかっただけに、「また、やったな」という思いが頭をよぎったという。しかし大事には至らず、「開幕からチームに貢献できるのは良いこと」と安堵の表情を見せた。開幕戦で激突する川崎Fには、昨季の仲間であり、敬愛する存在でもある家長昭博が移籍している。特別な思いは、もちろんある。
「昨季、一緒に1年間やって、練習や試合を見ていて、すごく勉強になった。盗むものもすごく多かったし、そういう部分ではすごく影響のあった選手。やるのはすごく楽しみ」
まさに大黒柱だった家長が抜け、今季の大宮では江坂が中心的役割を担う。すでに自覚は十分だ。
「やっぱり攻撃を引っ張るところ。結果、ゴール・アシストというところで、昨季アキさん(家長)がやっていた以上のものを出さないと、昨季より上には行けないし、下にズルズル行ってしまう。そこは自分がやらないといけないところかなと思う」
家長に成長した姿を見せ、チームにも勝利をもたらすために。チームの牽引車となる覚悟ができている。
(大宮担当 片村光博)
2017/02/23 20:29