新潟は8日、二次キャンプ先の高知県春野総合運動公園で高知ユナイテッドFCと練習試合(45分×3本)を行い、合計2-0で勝利を収めた。
2得点は3本目に生まれ、いずれもFW河田篤秀が絡んだ。1本目はロングスローの落としから酒井宣福の、2本目はクロスで練習生のゴールをアシストした。河田は5日に行われた高知大戦(8◯1)でのゴールに続き、2試合連続で得点に関わっている。
河田は今季、アルビレックス新潟シンガポールから加入。阪南大を卒業した15年に同チームでプロとなり、2年目となる昨季は13得点を挙げ、リーグ最優秀選手にも選ばれた。昨年8月末に新潟の練習に参加し、J1入りの夢を果たした。
敵と競り合っても簡単に倒れない体の強さは持ち味の一つ。この日も前線でボールを奪うと、奪い返しにくる相手を体で押さえながら味方にパスを出し、幾度もチャンスを作った。「自分の良さは出せたが、欲を言えば、ゴールまでいけたら良かった」。2アシストについても「そこは良かったが、自分は点が取れていない」と笑顔はなく、FWとして得点に貪欲だ。
前線で起点になることは得意だが、目下の課題は「低い位置から作るときの判断」。12日に行われる今季初のJクラブとの練習試合(愛媛、富山)に向けて、ブラッシュアップは続く。
(新潟担当 野本桂子)
2017/02/09 14:24