22日、新潟のクラブハウスで、来季から監督を務める三浦文丈氏の報道対応が行われた。
三浦新監督は13年から2シーズン、柳下正明元監督体制でコーチとして新潟に在籍。2年ぶりの復帰に、開口一番「新潟に戻ってこられて大変うれしく思っています。クラブハウスに来たときも、昨日まで毎日通っていたんじゃないかと思うくらい違和感がなかったです。本当に懐かしい気持ちでいっぱいです」と笑顔がこぼれた。
15年はJ2・福岡でコーチとしてJ1昇格をサポート。今季はJ3・長野で監督を務め、リーグ3位という成績を残した。その間も新潟の全試合を観ていたという三浦新監督は、就任にあたり「アルビらしさを取り戻したい」とコメント。「一人ひとりが攻守にハードワークし、粘り強い守備からの速い攻撃がアルビの持ち味だと思っているので、そこを出していけたら。そんなに簡単には事が運ばないかもしれないですが、とにかく一生懸命全力で務めていきたいと思っています」と意気込みを語った。
そうしたサッカーを表現する上で、選手の力を引き出すためにコミュニケーションを重視することを強調した。「やってほしいことは伝えるが、一方通行にならないように。一つのプレーに対してなぜそうしたか聞いた上で、選択肢を与えながら、最後に決断するのは自分自身ということも含めてコミュニケーションを大切にしたい」(三浦新監督)。
三浦アルビは来年1月11日に新体制会見を行い、J1で14年目のシーズンのスタートを切る。
写真:野本桂子
(新潟担当 野本桂子)
2016/12/22 19:56