22日、来季加入内定を発表した新潟U-18の長谷川巧の囲み会見が行われた。長谷川は右SBのほかCBもこなせるDF。2年時からトップチームに二種登録され、2シーズンでカップ戦4試合に出場。2015年の天皇杯2回戦・秋田戦(4○0)では、得意のクロスから田中達也のゴールもアシストしている。
子供のころから抱いてきた夢の実現に「うれしいです」と笑顔で率直な気持ちを語った。新潟市出身の長谷川は小学生でアルビレックス新潟サッカースクールに入り、新潟U-15、新潟U-18で育ってきた生え抜き。「小さいころから試合を見ていた。(去年の)天皇杯でビッグスワンに立つ経験をして、また出たいと思った」とプロへの意識を強め、トレーニングに励んできた。
目標は、新潟U-18の先輩でもある酒井高徳(ハンブルガーSV)。「高徳くんを越せるように頑張りたい」と意気込む。新潟U-18時代の酒井をコーチとして指導した入江徹監督も「高徳もトップに上がったときに技術が高かったわけじゃない。メンタルの強さで成長してきた。巧もそういうタイプだと思うので、メンタルの強さを技術の向上につなげてほしい」と期待を寄せる。
また今年8月、U-19日本代表としてSBS杯でともに戦った原輝綺(市立船橋高)と、来季から同期のチームメートになる。「良いライバルとして、切磋琢磨しながら成長したい」。フレッシュなパワーでチームへの貢献を誓う。
(新潟担当 野本桂子)
2016/11/23 07:10