ホームで迎えるJ2最終節。今季満足な結果を得られなかった山形はホームでの最後の試合を勝利で締めくくりたい。ただ、気になるのは、この一戦にJ2残留を懸けて戦う北九州の動向だ。
「相手は関係ない」と話したのは渡辺広大。「残留が決まってホッとするほど、心のスキは生まれやすい。今シーズン、なかなか勝てずに(サポーターに)苦しい思いをさせてしまったぶん、最後は笑って終わりたいとみんなが思っている。相手関係なく、石﨑サッカーの集大成を見せたい」とこの試合限りでチームを去る石﨑信弘監督への思いも語った。
松岡亮輔も「今年ラスト1試合しかできないという気持ちがあるので、出し切りたいし、もう試合ができない名残惜しさがある。そういう思いを全部ぶつけたい。相手のことはあまり考えていない」と自分たちのサッカーに専念する。
「僕らは相手の状況を全然意識しなくていいと思うし、自分たちがやっていることをしっかり出せるように」と、やはり自分たちのサッカーを貫くべきと語るのは石川竜也。「ただ、シチュエーションとして、システムであったり戦い方というのは、今までスカウティングしてきた部分とちょっと違うことも起きると思う。状況に応じたプレーをみんなで意識して、変化にみんなで対応できるように、ということは考えている」
相手の気迫や異質な状況に動じることなく、試合を自分たちのモノとして戦えれば、勝ち点3を手繰り寄せることができる。
(山形担当 佐藤円)
2016/11/19 15:14