17日、C大阪は今節の熊本戦へ向けて紅白戦を行い、3-0でAチームが勝利した。得点者は柿谷曜一朗、澤上竜二、清原翔平の3選手。
前節の東京V戦に続き、FWで先発組に入った柿谷は、「質に加えて量も上げていってほしい」という大熊清監督の要求に応え、時に2トップの一角として、時に1トップとして攻撃をけん引。チーム全体として縦への推進力が高まり、ワンタッチでのパス交換比率も増加したことで、いわゆる“セレッソらしい”攻撃も随所に見られた。
「(柿谷は)まだ様子を見ながら周りを使って、という部分もあるけど、ミスなく収まるし、ずっとやっているから二人だけの関係でも前に行ける。やっぱり(柿谷は)スーパーな選手だし、(チームとしての攻撃に)手ごたえは感じている。あとはそれをいかにゴールに結び付けるか」と山口蛍。また、最後尾からチームをまとめた藤本康太も、「いつもどおりになってきたな、と(笑)。ああやってテンポよく回すことでリズムも生まれるし、守備にも影響する。あのテンポを作ってくれている曜一朗や蛍、(杉本)健勇のプレーは重要になってくるし、僕らもそのリズムに乗って、良い守備をしたい」と話す。
今季の順位は4位で確定しているとはいえ、J1昇格プレーオフへ向けて攻守に質を高めていきたいC大阪。ホーム最終戦でもある今節の熊本戦は、内容も含め、チームに勢いが生まれる勝利をつかみたい。
(C大阪担当 小田尚史)
2016/11/17 20:17