27日、鹿島OBのサントス氏がクラブハウスを訪れた。29日のJ1・2nd第16節・川崎F戦に合わせ来日。久しぶりのクラブハウスに流ちょうな日本語で「懐かしい」を連発していた。クラブハウスを訪れる前には、創成期の鹿島アントラーズが練習していた“住金グラウンド”にも訪れ、往時を懐かしんだ。
「トモダチがいっぱいだからとても楽しい。みんなに会いたい。鹿島は一番。あとは静岡、新潟、神戸、草津」
そう言って所属したクラブの思い出にしばし耽っていた。
誠実な人柄から多くの人に慕われたサントス氏。ちょうど帰り際だった石井正忠監督と邂逅しただけでなく、クラブの職員からも記念写真を頼まれていた。
現在もサッカーに携わる仕事を続けているサントス氏だが、「ブラジルは日本よりチェンジ、チェンジ、チェンジ。半年や1年で変わる」と話し、11年に新潟でともにコーチ時代を過ごした森保一監督が12年から広島の監督に就任し5年目のシーズンを戦っていることを知ると驚きの表情を浮かべていた。
29日の川崎F戦については「楽しみ」と話す。当日は、クラブ会員限定の公開取材が開催される予定だ。
写真:田中滋
(鹿島担当 田中滋)
2016/10/27 19:02