磐田の高卒ルーキー・大南拓磨は、U-19日本代表のU-20W杯出場権獲得を祝福するとともに、来年開催される本大会出場へ意欲を燃やした。
チームメートの小川航基や仲間の活躍について「5大会ぶりに(アジアの)壁を超えたというのは本当にすごいことだと思う」と喜んだ。そして、本大会に向けて「自分も食い込んでいきたい」と決意を述べた。
今年に入り、U-19日本代表の候補合宿の常連になっていたが、AFC U-19選手権のメンバーからは外れてしまった。
「悔しかったけど、悔しいだけで終わらせたくなかった。自分で足りないところを見つめ直してやってきたつもり。そういうものの積み重ねで、自分が成長しているなと少しは感じている」
大南の練習への取り組みについては、名波浩監督も認めている。
「ものすごくモチベーション高くやっている。自分が31番目の選手(磐田は現在31人体制)だと分かっているし、だからこそ探究心も旺盛。そういう野心が、うまさや強さを身に付けていくことにつながる」
大南がU-20W杯のメンバーに選出されるかは、まだ分からない。今大会でもCBを務める冨安健洋、中山雄太の牙城は高い。それでも、向上心を強く持つ磐田のルーキーは、ライバルとの差を少しでも縮めるために努力を惜しまないだろう。
写真:青木務
(磐田担当 青木務)
2016/10/26 13:30