9月にJ2・千葉からJ3・琉球へ育成型期限付き移籍したDF浦田樹(写真)とMF仲村京雅。10月22日のJ3第26節・長野戦(2○1)で浦田は80分までプレー。仲村はベンチ入りしたものの出番はなかった。
ブラジルでの期限付き移籍を終えて再びプレーの場を移した浦田は、加入後5試合すべてでピッチに立ち充実のときを過ごしている。「守備に安定感がある」とキム・ジョンソン監督も高い評価を与えており、あとは結果を残したいところ。長野戦では62分に高精度のクロスから決定機を作り出したが、惜しくも得点につながらず。残り4試合で得意の左足からどれだけ得点を演出できるか。
一方の仲村はJ3第23節・相模原戦(3○1)に先発出場するも、その後は出場機会に恵まれていない。ただ、指揮官は「いま、ピッチに立っている選手と同等のレベルを持っている」と評しており、チャンスはある。
南国の地で奮闘を続ける千葉U-18出身の二人。琉球では練習グラウンドが日によって異なり、生活の拠点となる寮も完備されていないが、プロ2年目で貴重な経験を積んでいる。長野戦が行われた日に千葉でJ2初先発を果たした同い年のDF乾貴哉と1学年下の後輩のDF岡野洵に負けるわけにはいかない。二人は日本最南端のJクラブでさらなる成長を誓っていた。
(千葉担当 松尾祐希)
2016/10/24 07:33