東京Vは16日に行われた前節、J2第36節の山形戦に敗れ、順位を18位にまで下げた。J3自動降格圏となる最下位・金沢との勝ち点差も『5』となり、油断の出来ない状況が続いている。この苦しい状況に対して、しっかりと現状を理解しながら高木大輔が素直な思いを語った。
前節・山形戦ではビハインドの状況で62分から出場すると、停滞していたチームに活力を与え、同じく途中出場を果たした杉本竜士や北脇健慈とともに前への推進力をもたらした。だが、最終的には同点に追いつくことができずに敗戦。「勝ち点6を取らなければいけない試合で1分1敗に終わってしまった」と、前々節・北九州戦を含めた2試合で勝ち切れなかったことを悔やんだ。
東京Vは残りの6試合で札幌や松本、C大阪など上位陣との対戦を残している。そういう現状を踏まえて、高木大は今節・札幌戦の重要性を語る。
「チャンスがあるない、メンバーに入る入らない、いろいろな可能性はあると思うけど、この状況を考えればみんながまとまるしかないと思っている。次は首位の札幌が相手だし、ここで勝つことができれば自信につながる。ここが踏ん張りどころだと思う」
7月24日の第25節・群馬戦以来、リーグ戦での先発出場がない高木大。今節は先発出場の可能性がある中で、チームの勝利にために「強い危機感と強い気持ちを持って戦いにいく」。
(東京V担当 林遼平)
2016/10/21 14:41