29日、ロシアW杯アジア最終予選、イラク戦と豪州戦に臨む日本代表のメンバーが発表された。しかし、そこにGK林彰洋の名前はなく、9月の招集に続く、連続の代表入りとはならなかった。
練習後、取材に対応した林は「まあ、順当じゃないかなと思います」とサバサバとした表情を見せた。「3番手でいくら代表に入っても、誰かがけがしたときのために準備はしてきましたけど、2番手3番手で出場機会は難しいと考えざるを得なかった。(ほかの代表選手たちを)抜くためには自分が今までの殻を破らないと」という思いがあったからこそ、落選にも特に気持ちが動じることはなかったようだ。
そして、気持ちも先を見据えている。「J1リーグの中でも群を抜いて(力を)出すにはスキル的なところを変えていかないといけない。いまの歳(29歳)からでもやれることはあると思うし、変えられると思うので、このタイミングで外れて良かったという期間にしたい」とさらなるレベルアップに向けて決意を語った。
(鳥栖担当 杉山文宣)
2016/09/30 07:21