25日に行われたJ2第33節・岐阜戦。3点ビハインドの中で星雄次が反撃の狼煙を上げるゴールを奪った。チームは同点まで持ち込むことはできなかったが、星にとっては6試合ぶりとなる重要な得点。「正直、もっと取れるチャンスがあったので数字的には物足りない」と本人は語るが、チームとともにJ2に初挑戦している星は充実の時間を過ごしている。
下関市営下関陸上競技場に熊本を迎える第34節では連続得点に期待が懸かるところだが、岐阜戦で香川勇気が負傷交代し、廣木雄磨が警告を受けて熊本戦は出場停止となった。左SBの人材不足に陥り、上野展裕監督は星の起用も考えている。星は山口に加入してからは中盤でアタッカーの役割をメインで担ってきたが、福島でプレーした昨季は左SBを務めてきた。星にとっては慣れ親しんだポジションであり、もともとユーティリティーな能力が持ち味の選手だ。
「自分はどこでもできると思っているので、どこで出ても自分の役割をまっとうするだけかなと思っている。多少役割が違ってくるので、そこを理解して自分の良さを出していければ」と星は話して熊本戦へ準備を続けている。
(山口担当 寺田弘幸)
2016/09/29 19:17