25日、東京Vは味の素スタジアムで千葉と対戦する。22日に天皇杯で横浜FMに大敗し、そこからの切り替えが求められる一戦。チームの中心としてフル稼働していた中後雅喜が出場停止の中、ボランチの一角に入ると予想される船山祐二が意気込みを語った。
船山にとっても「個人的な問題としては弟(船山貴之)がいるし、42試合の1試合とは少し違う」と千葉戦に対する思いは強い。兄弟対決となるのは2012年に兄・祐二が山形、弟・貴之が松本に所属していたとき以来(J2第29節。試合は1-1の引き分けで、貴之はゴールを決めている)。オフには一緒にゴルフに行くなど、仲が良い兄弟だからこそ、こういった舞台で戦うことを楽しみにしている。
一方で、チームとしては「早く残留争いから抜けたいので、負けられない試合」と、この一戦を重要視。中後不在という状況の中で、「いないからダメだではなく、いなくても大丈夫だというふうに見せないとヴェルディの成長につながらない。自分にとってはチャンス。プロサッカー選手としては競争を勝ち取っていかないといけない」と語気を強めた。
自分自身、そしてチームとしても意味のある一戦。船山はチームの勝利に貢献するプレーを追求する。
(東京V担当 林遼平)
2016/09/25 12:04