開幕戦での川崎Fデビュー以降、3試合連続で先発出場を果たしながらも、結果を残せずにガクンと出場機会が減ってしまった狩野健太が、週末のリーグ戦で久々に出場する可能性が出てきた。
23日の紅白戦では中盤の攻撃的な位置に入ってプレー。25日のJ1・2nd第13節の横浜FM戦で出場を果たせば、2nd第2節・名古屋戦以来、実に11試合ぶり。ただ、その試合も90分からの出場だった。試合勘は気になるところで、それを問われると「もちろん試合に出ていないですから(試合勘は)ないですけど、だからどうこうとかはないと思うので。やれることをシンプルに、思い切ってやりたいですね」と割り切った表情で話した。
何より、狩野にとって横浜FMは高校卒業後に加入し、最も長く在籍したクラブだ。本人は「整いましたね、舞台は」と笑った。
一緒に戦ったメンバーも多く、横浜FMの『堅守』を良く理解しているが、「いまの状態だと、それでもこっちがこじ開けられる」と川崎Fの攻撃力に自信を見せた。
天才と言われながらも思うような活躍を見せることができずにくすぶってきた背番号25。この古巣戦をきっかけに、輝きを取り戻せるか。
(川崎F担当 竹中玲央奈)
2016/09/23 20:28