20日の東京V戦についてこう語ったのは、冨士祐樹だ。東京Vには、昨季まで北九州でともに戦った三浦泰年監督のほか、多数の選手たちが在籍している。冨士はその闘志を静かに抑えるかのように、練習後も黙々と残ってトレーニングしていた。その姿勢が、いまもなお成長するベテランである証だ。
「やっぱり、返信は来なかったんですか?」と、前日東京Vのブロゴラで紹介された、旧友・関光博に送ったメールの件を聞いてみると、「『よろしくね~!』と送ったんですけどね」と、苦笑いを見せた冨士。明日の関選手とのマッチアップを楽しみにしているようだ。「絶対に負けたくないし、ピッチの中に入れば敵ですからね」と、笑顔で答えた。
「個人でも負けたくないが、一番大事なのはチームとして結果を出すこと。ホームなので、良い試合をファンやサポーターに見せて、勝ちたいと思っています」
チームの勝利のために躍動する冨士から、目が離せない。
(北九州担当 坂本真)
2013/03/19 18:09