6月8日のJ2第17節・町田戦で左第5・6・7・8肋骨骨折および肺挫傷のけがを負った大前元紀が、30日、ついに全体練習に合流した。
この日はミニゲームは回避したものの、5対5のパスゲームなど精力的にこなした。
「3カ月は長かった。サッカーをやりたいという気持ちがまた芽生えた」と大前。時折笑顔を見せながらの練習となった。
ここまで12得点を奪っていて負傷前には得点王だった大前だが、いまではチームメートのチョン・テセに5得点の差をつけられるなど、全体で4位となっている。大前は「お互いに点が取れたら良い」と話すものの、「自分の中で得点王は個人のタイトルとして一番良いもの」と、タイトルへのこだわりは捨てていない。
ここから先、大前、チョン・テセがゴールを競い合うことになると、現在でもリーグ最多得点を誇っている清水にとっては『鬼に金棒』だろう。10番が戻った清水は、リーグ再開後の急浮上を狙う。
(清水担当 田中芳樹)
2016/08/30 18:51