勝ち点『6』差で2ndステージ首位・川崎Fとの大一番を明日に控える7位の柏。勝てば勝ち点差『3』となり、優勝争いに加われる一方、負ければ残り7試合で勝ち点差『9』と、優勝がほぼ絶望的になってしまう一戦に向けて、選手たちが意気込みを語った。
1stステージでの対戦ではうれしいプロ初ゴールを記録したが、CBとしては大久保嘉人をはじめ強力な攻撃陣の前に3失点を喫するなど悔しい思いをした中谷進之介は「前半戦の借りを返したい」と闘志を燃やした上で、「勝ち続けていくことによって順位も上がって、また来年見えてくる景色も変わってくると思う。1試合1試合集中してやりたい」と目の前の試合に全力を注ぐ構え。
また、前回対戦を欠場した中川寛斗は川崎Fについて「攻撃に重きを置いているチーム。かといって守備が綻ぶチームでもないので、そこをうまく自分たちの戦術で崩していけたら」と話し、「今回の勝ち点(の価値)は『3』ではなく、『6』。ここを落としたら(シーズンの)最後のラストランで良いダッシュはできないので、どんな形でも勝ちたい」と必勝を誓った。
1stステージでの対戦では自分たちのリズムでうまくビルドアップもできず、“完敗”を喫した。しかしその後は、クリスティアーノの加入など、チームの成熟度が増しているのも確か。その自信を胸に、「リーグ戦も第4コーナーを回るところで、最後のストレートを良い形で走り切れるのか、カーブでつまづくのか、その大きなゲーム」(下平隆宏監督)に勝利し、柏は2ndステージ優勝へラストスパートに掛かる。
(柏担当 須賀大輔)
2016/08/26 19:17