今季でチーム加入2年目となる小谷健悟。つまりは一昨年までは鹿屋体育大の学生であったわけで、今回の天皇杯1回戦で対戦する福岡大は因縁深い相手の一つ。当時を「体格の面で向こうに上回られていたので、パワープレーで押し込まれて苦しんだイメージが強いですね」と振り返る。ただ、今回は自らがプロとして対戦するので負けるわけにはいかない。
J2第30節の熊本戦の終盤に出場してチームの6点目、井上の得点をアシストした小谷。その試合を振り返り「短い時間の中で得点に絡めたことは良かった。でも……」と話した後に続けたのは、もちろん「次はゴールを決めたい」という言葉だった。
熊本戦での活躍もあり福岡大戦では先発の可能性も十分にある。先発となれば今季J2第6節の愛媛戦以来。十分なプレー時間を与えられたらそれに見合う結果を残さなければ、という責任感は「周りに合わせるプレーばかりではなく、どん欲にゴールを狙っていきたいと思います」の言葉に表れる。
小谷の公式戦今季初ゴールが1回戦突破に導くか。
(北九州担当 島田徹)
2016/08/25 19:18