CBでの先発出場が続くDF磐瀬剛。公式戦では高校以来となるポジションだが、吉田新監督の下で「決して体格的には大きくはないが、彼の力強さや体のバネを見たときに、4枚の真ん中でも十分にできると思った」と抜擢され、3試合連続の勝ち点奪取に貢献している。
そんな“CBの磐瀬”にとって、今節・山形戦で楽しみにしていることの一つが、京都時代の先輩FW大黒将志とのマッチアップだ。「一緒にやっていたので(特徴は)分かるけど、オグリさん(大黒)の場合はそれをどう警戒するかが大事」だと言う。
「(京都時代の)練習や紅白戦とかで、CBとしてオグリさんと対峙したことがあるけど、オフサイドラインのところで歩いていると思ったら、ほんの一瞬で戻ってそのまま出てくる。タイミングで裏を取るのが本当にうまいし、シュートも本当にうまい選手なので、オグリさんに関しては、シュートに持ち込ませないことが大事かなと思う」
先輩ストライカーを封じることができれば、CBとしての自信にもつながるはず。当の大黒はベンチスタートかもしれないが、その凄みを知るからこそ「出てこないことを祈りたいけど、多分どこかで出てくるので」とイメージを描き、シャットアウトを誓った。
(岐阜担当 村本裕太)
2016/08/20 18:32