14日、V・ファーレン長崎はトランスコスモススタジアム長崎で会見を行い、「諫早市サッカー場クラブハウス建設募金」に関する記者会見を行った。クラブハウスは諫早市サッカー場敷地内に建設されるもので、クラブは今年度中の完成を目指している。
クラブハウス建設募金の目標募集額は1億5,000万円。このうち、5,000万円は諫早市、長崎県、日本サッカー協会の補助金制度を活用し、残る1億円がクラブハウス建設募金でまかなわれる。募金は大きく「法人募金」と「個人募金」に分かれており、法人募金が8,000万円(460社)、個人募金が2,000万円(6万人)を想定し、ファン・サポーター(1口1,000円)、地元企業法人及び個人(1口50,000円)と既存スポンサーからの募金、9月以降に販売が予定される「ヴィヴィくんLINEスタンプ」の利益などで予算の確保を検討中だ。 建設予定のクラブハウスはトップチームのクラブハウスとV.V.NAGASAKI総合地域型スポーツクラブ事務所、県民交流スペースなどの併用施設として、木造2階建て、食堂兼ラウンジ、トレーニング室、医務室、ロッカーなどを備え、V・ファーレン長崎が建設し、整備後は一般社団法人V.V.NAGASAKIスポーツクラブが管理運営を行う。工事期間は16年11月から17年3月まで。
会見で、服部順一V・ファーレン長崎取締役/GMは「単なるサッカークラブのための施設ではなく、ホームタウンとクラブが交流できる拠点としたい」と語っており、V・ファーレン長崎も含めた、ホームタウンに暮らすすべての人をつなぐコミュニティスペースとしたい意向を表明。「選手たちが食堂で食事をしているすぐ横のラウンジで、サポーターが選手と同じものを食べていたり、話をしていたりする。そんな光景が普通に見られる場所にしたい」(服部GM)と抱負を語った。
クラブハウス建設募金募集期間は本年8月から10月31日までで、早ければ、次節(21日)、ホームで開催されるJ2第30節・愛媛戦から募金の受け付けが開始となる。
クラブハウス外観イメージ提供:V・ファーレン長崎
(長崎担当 藤原裕久)
2016/08/16 19:46