今節・横浜FM戦が行われるのは8月13日。大屋翼にとっては30歳の誕生日となる日だ。ここ2試合連続で先発出場し、今節も先発が見込まれる背番号20は「勝てれば(30歳の)出だしは最高やから、みんなにお願いしときます」と笑いながらも、この試合のチームとしての重要性を強く認識している。
「(横浜FMは)自分らよりも上のチームだし、勝てば自ずと自分たちの順位も上がる。(前節・福岡戦で)久しぶりに勝った勢いをうまく力につなげて勝利に持っていけたらいい」
横浜FMは齋藤学やマルティノスといった強烈なサイドアタッカーを擁するだけに、SBのパフォーマンスは重要性を増す。「すごく能力の高い選手がいるので、グループで止められたらいい。お互いの距離感は90分を通して意識し合えたらいい。うまいことぼかして、相手を牽制できたらと思う」と大屋。サイドの攻防を制するためのイメージはできている。
先週には「サプライズの誕生日祝いをしようと思ったら、待ち合わせを忘れて遅れてきた」(横谷繁)ということもあったというが、そんなところも愛されるキャラクターの持ち主でもある。ピッチ上ではプレーの“らしさ”を発揮し、勝利を引き寄せたい。
(大宮担当 片村光博)
2016/08/12 13:44