7月29日に中国の広州恒大から期限付き移籍で加入が発表されたワン・ジンビン(王 靖斌)の登録が5日、完了したことで、週末のJ2第27節・徳島戦から出場が可能となった。長澤徹監督が「将来性のある選手。背が高い割に起用で、ゴール前の執念みたいなものを感じる」と評価するアタッカーは、日本でどんなプレーを見せてくれるだろうか。
アジアの中でも最も大きなクラブの一つである広州恒大を飛び出して岡山へやってきたワン・ジンビンは、その理由をこう語る。
「どこでやるかは関係なく、自分が成長できるクラブが一番いい。練習生として一週間、練習に参加させてもらいやらせてもらい、ファジアーノはチームワークもすごく良くていい雰囲気の中で練習ができますし、選手はみんなプロフェッショナルでレベルも高いので勉強したいと思いました」
広州恒大は次々とビッグネームがやってくるクラブ。ワン・ジンビンは中国スーパーリーグで出場機会を勝ち取れなかったが、「勉強することはたくさんありました」と言う。そして、「試合に出れなくてもメンバーに入っていたらしいので、少なくともマルチェロ・リッピやスコラーリに認められているということだし、それなりのものは持っているということ」(長澤監督)。
その実力は不透明だが、J1昇格を目指す岡山に楽しみな逸材が加わった。
(岡山担当 寺田弘幸)
2016/08/05 20:24