湘南は5日、6月に鹿島を契約満了で退団し、未所属となっていたFWジネイの加入を発表した。
湘南は現在年間勝ち点で降格圏の17位。さらに2ndステージに入り6試合で3得点と、攻撃面の改善が急務となっていた。そういった理由もあり、チームは得点力増加を担う新たなストライカーの獲得を模索していた。ジネイはオフ明けとなった2日から湘南の練習に参加。コンディションを見極めて獲得の判断をするという形となっていた。
ジネイは「ブラジルに帰国して、オファーを検討している中で湘南からの話があって即答した。鹿島に在籍している間は、(けがなどもあって)自分の中では思うようにサッカーができず、不甲斐ない活躍で終わってしまった。湘南からこういう機会を与えられて、今度こそ自分の本領発揮ができるチーム環境が与えられたと思っている」と移籍に至った理由を説明。コンディションは現状7割程度という話だが、「早くチームに入っていきたい」と意気込んでいた。
鹿島の一員として挑んだナビスコカップでは、湘南に逆転負けした経験もあり「湘南は逆境に立っても、それを覆せるチームだと思っている」と語るジネイ。「私が得意とする空中戦やポストプレーで得点に絡んでいきたい」と湘南でのプレーイメージを高めている新たなストライカーは、苦しい戦いが続いている湘南の救世主になれるか。今後の活躍に期待したいところだ。
(湘南担当 林遼平)
2016/08/05 18:53