4日、鳥栖はMFアイメン・タハールの新加入を発表した。
アルジェリア出身でイギリス国籍のタハールは1989年10月2日生まれの26歳で、176cm/70kg。イングランドのシェフィールド、ルーマニアのルテアウア・ブカレスト、ポルトガルのボアビスタなどでのプレー経験を持っている。
3日に来日し、4日からチームの練習に合流。戦術的な練習には加わらず、ウォーミングアップ以降はランニングでの別メニューを消化した。タハール獲得の経緯についてマッシモ・フィッカデンティ監督は「夏の移籍ウインドーでチームから出て行く選手をなるべく良いチームに出してあげたいということで時間がかかってしまった。ウインドーが切れても獲得できる選手の中で、チームとしてもいくつかのポジションをこなせるというところをポイントに、特に中盤、ボランチもできてインサイドハーフもできる。ウチの戦い方の中で多くのポジションをカバーできる選手だと判断して獲得した」と説明した。ただ、「まずはコンディションを整えてから」と起用については慎重だった。
また7月22日に加入し、今週に入って全体練習に合流したムスタファ・エル・カビルについては、「コンディションを上げるための練習をやらせているし、その予定どおりにしっかりと上がってきている。足も動いている。ギリギリまで様子を見て、どのくらいできるのかを見た上で、実際に試合の中で使っていくかどうかも試合の当日に決めたい」と話した。練習でもキレのある動きを見せているだけに、6日のJ1・2nd第7節・G大阪戦でメンバー入りの可能性は十分にありそうだ。
(鳥栖担当 杉山文宣)
2016/08/05 07:01