リオ五輪に臨むU-23日本代表のトレーニングパートナーとして参加していた磐田の小川航基が4日、チームの練習に合流した。
小川航は現地時間30日のU-23ブラジル代表戦に後半途中から出場を果たした。世界最高峰のアタッカー、ネイマールとも同じピッチに立った。
「何かしら残してきたかったという思いはある。まだまだだなと。ブラジルとやって思ったのは、ネイマールだけではなかったということ。ほかの選手もレベルが全然違った」 カナリア軍団に力の差を見せつけられる、という経験を持ち帰った小川航について、名波監督はこう話している。
「彼が世界との差、サッカー王国との差をどう感じてくるか。もともと志の高い子。ここ(磐田)でやるトレーニングとか、日々の言動から変わってくれればいいなと」
小川航は4年後の東京五輪のエースとして期待されている。「大事なのはここから行動に移すこと。『良い経験ができまた』と言って今までどおりのことをやるのではなくて、世界との差を感じたのならそれを縮めようという気持ちで練習しないといけない」と、今回の悔しさを糧にさらに成長していく意思を口にした。
(磐田担当 青木務)
2016/08/04 19:43