約1カ月間、右手親指の負傷で戦列を離れていたGK北野貴之選手が18日、チーム練習に合流しました。この日は連休のオフ明けとあってか、体力測定などフィジカル中心のメニューとなりましたが、北野選手は精力的に汗を流しました。練習後、お話を聞きましたのでご紹介します。
■GK 1 北野 貴之選手コメント
――久しぶりにチーム練習に合流しました。
「監督が代わる中、約1カ月と10日間、負傷でチームの練習に合流できなかった。つらいという思いよりも起きてしまったことは仕方がなく、これから何ができるのかを考えた約1カ月だった。監督が代わった中での約1カ月はいつも以上に長く感じたし、いまはチームの練習に戻ってきて、チームのために何ができるのか、自分の持ち味を出すとともに、雰囲気を含めてチームをいかに活性化させられるかが自分に求められていることだと思う。これから最高の状態に持っていけるように、トレーニングで仕上げていきたい」
――外からチームを見ていて感じた変化は?
「チーム自体が走れるようになったし、走り抜く力量が付いた。走るところは走る、詰めるところを詰めるということが試合を戦う上での絶対条件になっている。あとはアイディアを発揮することや、仲間のアイディア、そして大胆な発想を引き出せるようにチームとしてやっていく必要がある」
約1カ月という長期離脱は、北野選手のプロ生活の中でも初めてのことだったようです。「(長期離脱は)悔しいという気持ちがあったけど、その悔しさはチーム再建に携われないという悔しさ、そして監督交代という状況を引き寄せてしまった悔しさでもあった」と北野選手。「まずは試合に出られるコンディションに上げていきたい」と、背番号1は巻き返しを誓っていました。
(大宮担当 郡司聡)
2012/07/19 03:37