28日、鳥栖市内で新戦力FWムスタファ・エル・カビルの加入会見が行われた。
日本でのプレーについて抱負を問われると、「自分は運動量があってチームのためにプレーするという特長がある選手だと監督も分かってくれている。監督がどういうことをやりたいのか、自分に何を求めているのかも分かっているので、チームのために貢献したいと考えている」と話した。マッシモ・フィッカデンティ監督とはカリアリ(イタリア)で指導を受けており、「マッシモ監督とイタリアで一緒にやったときは、けがもあって出場機会を得られなかった。ただ、カリアリ時代のことは自分のサッカー人生の中で良い思い出として残っている」とフィッカデンティ監督との再会を喜んでいた。
Jリーグへの登録も問題なく承認される見込みで、最短で今週末のJ1・2nd第6節・鹿島戦で鳥栖デビューを果たす可能性がある。27歳という年齢で日本でのプレーを選択したが、「自分のサッカー関係の知り合い、実際に日本でプレーしたことがある人からも、日本はサッカーをやる上でも、暮らす上でもすごく良い国だと聞いている。絶対に良い時期が過ごせると思っているし、楽しみにしている」と前向きに語った。
「みんながすごく親切にしてくれるので、溶け込むという点では何の苦労もない。心地良さを感じている」とすでに鳥栖というチームに対して快適さも感じている様子。「『ムス』と呼んでほしい」とサポーターにアピールした新戦力の鳥栖デビューに注目だ。
写真:杉山文宣
(鳥栖担当 杉山文宣)
2016/07/28 20:59