J1の大宮から来年1月31日までの期限付きで福田俊介の獲得がクラブから発表された。福田は188cmの長身CB。今季の大宮では2試合に出場している。柱谷幸一監督は福田獲得の理由を次のように語った。
「リーグ前半戦は、終盤に相手がボンボンと放り込んでくるロングボールを跳ね返すことができずに、追い付かれる、あるいは勝ち越されるという試合がとても多かった(3つの引き分け、2つの敗戦)。それはゴール前でのパワー不足が要因だったので、高さとパワーのある福田を獲得した」
センターバックはチームに5人いるが、いずれもチームスタイルに合わせてビルドアップ能力に優れる選手が多く、“高さ”の面で物足りないのは確か。しかし逆に福田には高さ以外の能力や連係の面で不安はないのだろうか。柱谷監督はこう続けた。
「足元の技術もまずまず。何より、[4-4-2]というシステムを含めていまの大宮はウチのスタイルと非常に似ているので、違和感なくチームに入れると思う。福田は昨季のウチとの試合(J2第27節/2-1で大宮勝利)でもプレーしているし、特徴は十分に理解している。この時期の獲得なのでもちろん大きな期待はしているが、ポジションを空けて待っているわけではないと本人、そしてほかの選手にも話している」
前節の群馬戦で2-0のリードを守り切れずドローに持ち込まれて順位を20位から21位に落とした北九州。福田の獲得が残留に向かう大きなパワーとなるか。
(北九州担当 島田徹)
2016/07/22 14:56