長崎が鳥栖のDF坂井達弥を期限付き移籍で獲得したと発表した。
堅守を武器としてきた長崎は現在19位で、特に失点は『28』とリーグ5番目に多い数字となっている。さらにCBは、武内大が故障のため契約解除となり、補強は急務となっていた。
チームを通じて2週間ほど前から移籍の話をもらったという坂井は、183cmの恵まれた体格と左足からのフィードを武器とする有望株。しかし、14年にアギーレジャパンに選出されて以降は、けがもあって出場機会を得られない日々が続いていた。
それだけに今回の移籍へ懸ける思いは強い。「夏の途中補強ということは、即戦力として期待されていると思っている。チームと状況や戦い方を聞いて力になれると思ったから来た。鳥栖では経験抱負なDFが多くて、今までは自分がリードするというという気持ちが足りなかった。でも、長崎へ即戦力として加入した以上は、もっと自分を出して守備を引っ張ることができるようにしたい」。記者会見からは坂井の覚悟が強く感じられた。
今季ここまでの公式戦出場がほとんどないため、試合勘を含めてコンディション面は「7割程度」(坂井)。しかし、本人は「リーグ戦出場が可能となる7月までにはあげていきたい」と語っており、7月からは“即戦力”として活躍してくれそうだ。
(長崎担当 藤原裕久)
2016/06/23 19:26