松村亮が好調をアピールしている。13日に実施した30分ハーフの神戸U-18との練習試合で、圧巻の4得点と大爆発。14日のトレーニングもフルメニューをこなし、「しっかり練習できているし、良い準備がしたい」と心身の充実ぶりを伝えた。
“神戸のメッシ″が真骨頂を発揮した。神戸U-18との練習試合で松村は、最終ラインの裏に飛び出し、クロスボールに合わせ、ドリブルでGKをかわすなど、バリエーション豊富な4つのゴールを鮮やかに決めた。松村はあくまでユースが相手と前置きしながらも、「『好調だ』ということはアピールできた。リーグ戦の出場につなげたい」と意気込みを見せている。
昨季はJ2栃木に期限付き移籍。レンタルバックした今季は、負傷なども影響し、ここまで試合への出場は決して多くない。ただ、負傷離脱から復帰して以降、トレーニングを実直にこなしていく中で、「『今日は良い練習ができた』と毎日思えている」と充実感を得ているようだ。
出場には至らずも、ベンチ入りすることが着実に多くなってきた背番号27。ナビスコカップ第7節・湘南戦では得意の仕掛けから藤田直之のゴールを導いている。「レアンドロ、ペドロ(・ジュニオール)が疲れたとき、代わりに出ても良いと思われるような、そういうレベルをアピールしたい。けがには十分注意して、好調を維持してやっていく」と強い気持ちを語っている。
(神戸担当 小野慶太)
2016/06/14 16:27