キリンカップに挑む日本代表が発表され、東京V育ちでジュビロ磐田に所属する小林祐希が初招集。東京Vユース時代も含め過去に小林を指導した東京Vの冨樫剛一監督も喜んでいる。
「本人も思っているだろうけど、非常に(代表に入るのが)遅い」と強調しながら、小林の初招集を素直に喜んだ冨樫監督は、「彼がこれまでにどんな道のりを歩んできたかというのを思い切って出して欲しいなと。これが通過点になるように、周りといいコミュニケーションをとって、良さを出してもらえるような信頼関係が出ればなと思う」とエールを送った。
一方で、小林の代表招集に指揮官も刺激を受けたと話す。「彼もそうだけど、その前後の世代を含めて、たくさんA代表に入っていかなければいけない人間をチームでプレーさせていると思っている。(代表選手を)出てこさせなければいけないし、(そういう意味では)自分自身にも励みになる」。
有望な若手を受け持つ身として、今後の冨樫監督の手腕にも注目したい。
文:林遼平(東京V担当) 写真:六川則夫
(東京V担当 林遼平)
2016/05/27 17:05