18日のナビスコカップ第5節・磐田戦は、大宮にとってグループステージ突破の可能性を大きく広げるための大事な一戦だ。大宮はこれまでと同じように直近の週末の試合からメンバーを入れ替えて臨む見込みで、2年目のCB高山和真がナビスコカップ第3節・湘南戦以来2回目の先発となる可能性が高い。
先発出場となれば、ホームの公式戦では初となる高山。「ホームの試合で最初から出るのは初めてなので、また違った雰囲気になると思う。サポーターの人とかの声援もすごくパワーになる」と意気込む。後方に陣取るGK塩田仁史からアドバイスを受けながら、熱さと冷静さを同居させて磐田に立ち向かいたい。
高山はトップチームに昇格した昨季から、練習でのマッチアップなどを通じて家長昭博に教えを請うことが多く、17日の練習前には「アキさん(家長)に『お前に託すわ』って言われた」という。
チームの大黒柱からの激励はプレッシャーでもあるが、「でも、あんまりそういうことは気にしないで、目の前の試合に勝って一生懸命にアピールする」と高山。昨季から引き分けの続く磐田戦に勝つことができれば、最高のアピールになるはずだ。
「まずは磐田戦に引き分けばかりなので、白黒ハッキリ付けたい。自分が出て負けるのは絶対イヤなので」
“託された男”の好パフォーマンス、そして勝利に期待したい。
写真:六川則夫
(大宮担当 片村光博)
2016/05/17 16:39