負ければグループリーグ敗退が決まる20日のアウェイ・山東魯能戦。1点ビハインドで柴﨑晃誠とともに61分にピッチに立った広島の皆川佑介は、チームを救うことができず、自分の力のなさを痛感していた。
出場直後からアグレッシブにプレーし、85分にはこの試合で最大の決定機を迎えた。力強いポストプレーで自ら絶好機を作り出したが、宮吉拓実からのリターンを受けて右足で放ったシュートは大きくゴールマウスを外れていく。
「あのシーンに関しては、なんの言い訳もなく僕の技術不足。あそこで抑えられる技術が自分になかった」
ホームでのACL初戦・山東戦にも先発して無得点に終わっていただけに、「やり返すつもりでいたんですけど…」。強い気持ちは結果で示すことはできなかった。
今季ACLの全5試合に出場するも得点を挙げることはできず、「不完全燃焼で終えてしまった大会ですし、ゴール前までいけても、決定力がなかった。本当に自分の力のなさを痛感しました」と語って皆川は大会を後にした。
(広島担当 寺田弘幸)
2016/04/21 18:59