PHOTO:Tasuku Taki
2月28日にJ2リーグが開幕。松本は第2節・横浜FC戦を2-0で勝利し、ようやく2016シーズンの第一歩をスタートさせた。
しかし、松本に春が訪れるのはもう少しかかりそうだ。松本市内は9日から雪が降り、ピークとなった夜7時には練習拠点の松本市かりがねサッカー場の人口芝に10㎝ほど積雪。天候ばかりは止むを得ないが、「思いどおりの練習はできなかった」と反町康治監督も苦笑せざるを得なかった。そこで雪の止んだ今日、朝から施設管理者や関係者による雪かきが行われた。その尽力もあって、練習のスタートした午前10時半には芝のピッチが顔をのぞかせ一安心。この日の練習を無事済ませることができた。
しかし、雪かきで取り除ける程の積雪だったからいいものの、これが雪の降り続ける真冬であれば対応も難しいはず。雪の量の多い地域ならなおさらだ。Jリーグは近い将来、秋春制への移行を検討しているというが、そうなると雪国のクラブはシーズン中には温暖な別地域に練習拠点を設けなければならない。当然莫大な経費が計上され負担を強いられることになるが、その点のフォローは果たしてされるのだろうか。
(松本担当 多岐太宿)
2016/03/10 19:09