明治安田J2の開幕が目前に迫った24日、京都が新たな戦力の獲得を発表した。その選手の名はエスクデロ競飛王。ユースからトップチームに昇格した浦和に12年まで所属。その後は海外に活躍の場を移した、力強いドリブルが武器のアタッカーだ。FCソウル時代にACLで活躍したことでも知られている。
エスクデロは、京都への加入が発表されたその日にチームに合流。新たなチームメートたちとさっそく汗を流した後、何よりも喜んでいたのが憧れのコウジさん(山瀬功治)との再会だった。「(浦和の)トップチームでは残念ながら一緒にできなかったけど、コウジさんとはサテライトで一緒にプレーしたことがあるんです。憧れの選手ですね。中学生の僕がボールボーイをやりながら見ていたときから、すごい選手だと思ってました。また一緒にプレーするチャンスが来て、ものすごく幸せです」と言葉を弾ませる。
その話を聞いて山瀬にも直撃。すると、「そんな話、アイツから聞いてない」と照れ笑いを浮かべた山瀬も、エスクデロのことは「見た目から存在感があった(笑)。印象には残っている」と覚えていた様子。「この歳(34歳)までサッカーをやっているから、むかし一緒にやったことがあるとか、そういうことがたまにある。逆に言えば僕にとっても楽しみの一つ。そういのは面白いですよ」と、自分を慕うかわいい後輩の出現に相好を崩していた。
(京都担当 川瀬太補)
2016/02/26 11:58