22日にホームで最終節の明治安田J1・2nd第17節・新潟戦を迎える柏だが、天皇杯に勝ち残っているため、チームとしての活動期間はまだ1カ月以上残っている。しかし新潟戦後は10日のオフを取り、その後にあらためて天皇杯に向けたトレーニングを再開するというスケジュールが設定された。
吉田達磨監督は長期オフの理由を二つ挙げる。一つは「(12月26日の天皇杯準々決勝仙台戦までの長い間、)目的のない練習になっちゃうのは避けたい」ということ。もう一つは選手が「整理する時間、何か話したり動いたりする時間」(吉田監督)を確保できるようにするという配慮だ。
監督自身もすでに退任が決まっている身だが、この10日間について「いくつかの試合を見て、来年の自分のことを考える時間にはなると思っている」と口にする。具体的なオファーについての明言は避けたが「真面目にサッカーをしている人は見ているんだなと言うのが、ここ何週間も感じていること。サッカー界は狭い世界ですけれども、とてもありがたい世界」と述べ、新たな出発について前向きな感触を得ている様子だった。
(柏担当 大島和人)
2015/11/21 15:40