明治安田J2第39節・金沢戦(0●1)で先発出場し、小さな熱帯魚のようにすばしこく相手ブロックの間隙を縫って攻撃を組み立て好機を演出した坂井大将。残念ながら20分に負傷し激痛に耐えて頑張ったが、58分に交代となった。
5日に発表された診断結果は右足関節靭帯損傷で全治約6週間。残留争いも佳境を迎えているチームにとって坂井の離脱は痛いが、本人はチームメートを信じるとともに、自身も切り替えた様子を見せる。
年代別代表の先輩で普段から仲の良い松本昌也も同様に昨季終盤、負傷により長期離脱したことを引き合いに出し、「僕も筋トレして体を作る良い機会。最初から前向きなことしか考えてません」。
もともとはともに小柄でプレースタイルの似ていた松本昌もリハビリ中にフィジカルを鍛え、今季は当たり負けしない体を手に入れてレギュラーの座を射止めている。来季、坂井がピッチに戻ってくるときが楽しみだ。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2015/11/05 18:02