“切り札”としての役割を託され、久保裕一は4試合続けて試合終盤にピッチに投入されている。
第34節・大分戦(1○0)は期待に応えて決勝点を奪ってみせ、第136節・東京V戦(1△1)、前節・金沢戦(0△0)はチームを勝利に導くことはできなかったが、「みんなが自分にクロスを上げてくれるようになっている」と手応えは十分。「1本に賭けるって気持ちで準備をしっかりとしておきたい」と得点感覚を研ぎ澄ませている。
今季はケガによって出遅れ、ここまで2得点。不本意なシーズンとなっている分、残り5試合へ懸ける想いは強い。「点を取ってヒーローになるって思って、いつ呼ばれてもいいように準備している」という久保の存在は頼もしい限りだ。
今節・横浜FC戦は大学時代によくプレーした味の素フィールド西が丘が舞台。「ピッチもすごくいいし、観客とも近くていい雰囲気でやれる。思い出の場所でもあるんで楽しみです」と久保はニヤリと笑っていた。
(岡山担当 寺田弘幸)
2015/10/24 07:00