前節(明治安田J2第37節・福岡戦/2●4)のゴールで今季の目標だった二ケタゴールに到達した中美慶哉は23日の練習後、報道陣からの労いの言葉に対して「素直に嬉しいです」と笑顔で返した。
様々な試行錯誤から4バックに戻して迎えた前節の福岡戦は4失点したもののチームには確かな勢いがあった。中美自身も、
「[4-4-2]のほうがボールを奪ったあとに素早く攻撃に移行できるし、前からアグレッシブに、という栃木の良さは出ていると思う」
と、手ごたえを感じている様子で「1点奪われたら2点奪い返すくらいの覚悟はあります」とコメント。これに対して、
「じゃあ、15ゴールくらいいけそうか?」
と、水を向けられると笑いながらも「そうですね。残り5試合、1試合1点ペースで狙いますよ」と軽快に返してみせた。
勝たなければ後がない栃木にとって中美の右脚にかかる期待は大きい。
「今まで大事な試合で勝てなかったが、今節(J2第38節・東京V戦)はホームだし、本当に大きな意味を持つ。なんとしても勝ちたい」
(栃木担当 鈴木康浩)
2015/10/23 20:27