昨季2位・仙台戦を控える今節は、開幕戦の鳥栖戦で同時投入された中村充孝と本田拓也への期待が高まっている。7日に行われた30分2本の紅白戦。中村と本田がサブ組として出場した1本目は主力組がサブ組にポゼッションで大きく下回り、課題を残した。
すると2本目では両名が主力組に起用され、本田がアンカーに入る変則的な[4-1-4-1]をトライ。キーマンとして据えられた本田がフィジカルの強さ、長短のパスを使い分けで試合をコントロールすると、中村も本田のロングパスを受けて好機を演出。まさに“妙薬”の働きで主力組をよみがえらせた。「やっと(調子が)良くなってきた。今季は試合にしっかり出ないと」(本田)、「自分に求められているのは、点に絡む仕事。準備はできている」(中村)。二人の起用が仙台戦のアクセントになる。
(鹿島担当 倉橋捺稀)
2013/03/07 17:41