前節(明治安田J2第34節)の大宮戦(1●2)に惜敗してしまった千葉だが、この試合に特別な想いで、挑んでいたスタッフがいる。それは昨年まで大宮に在籍していた寺崎大悟通訳だ。06年からオレンジ色のユニフォームを身に纏っていただけに、この一戦にかける想いは人一倍。しかも、千葉に来てから初のNACK5スタジアムということで、「気持ちが高ぶりましたね」と古巣との対戦に感慨深く振り返ってくれた。
その中で、寺崎通訳が千葉のスタッフとして来た実感が湧いた瞬間はアウェイ側のロッカールームを使った時とのこと。「フクアリで戦った時とはまた違って、アウェイ側の更衣室に入るのは違和感がありましたね。今まで、イベントとかで入ることはあったのですが」と、去年までとは一味違う風景を味わったようだ。「うちのチームとしては負けられない試合だったのですが、思い入れの深いクラブとできることは嬉しかったですね」という言葉の通り、寺崎通訳には忘れられない一戦となったことは間違いない。
(千葉担当 松尾祐希)
2015/09/30 19:35