前節の明治安田J2第32節。C大阪は、首位の大宮相手にアウェイで撃破(2○1)という、これ以上ない結果を残した。22日の練習も明るい雰囲気の中で行われたが、練習を終えて引き上げてきた選手たちの表情は、一転して、引き締まっていた。
22日の練習場には、「同じテツを踏まない為に 勝って兜の緒を締めよ」という横断幕がサポーター有志の手によって張られていた。
練習後の囲み取材で、第26節で磐田に勝った(1○0)あと、第27節で愛媛に負けた(1●2)試合を報道陣から指摘されたパウロ・アウトゥオリ監督も、「また状況は違う。日々の練習から反省と積み重ねを繰り返し、チームは良くなっている。前節は首位相手にアウェイで勝利し、自分たち、そして周りに強烈なメッセージを送ることができた。固い基盤を作っていることを証明するためにも、明日も勝ちたい」と話した。
5連勝へ。そして、上位との差を縮めるために─。チームの意思は統一されている。
(C大阪担当 小田尚史)
2015/09/22 20:19