「選手とスタッフのおかげです」。16日、冨樫剛一監督は、監督就任から366日目を迎えた。つまり15日で丸1年を迎えたわけだが、「昨日、妻に言われてそうなんだと。『1年持つって大変だね』という話を家ではした」。言われるまでは、節目の日だと気づいておらず、「気づかないくらい、いろんなモノに追われている。(1年が)早かったとも思っていなかったし、長いなとも思っていない」。次々行われる試合に向け、準備と実戦を繰り返して、日々を過ごしているともう1年が過ぎていた。
トップチームの監督という仕事は、「S級を取るときからクビになるカウントダウンが始まっただけだからと言われているので、難しい仕事ではある」。それでも、「勝ったりすることで喜びはすごくふくらむ。ファンの人たちの喜んだ顔を見られるのは、逆にそういう仕事をしないとできないこと。すごく責任のある仕事だと思う」と冨樫監督。リーグは残り11試合。「まだ途中なので、できればこのあと何ヶ月を良い状態に持っていって、結果も伴って喜べればいい」。これまでと同様、目の前のことへ誠実に取り組みながらゴールを目指していく。
(東京V担当 石原遼一)
2015/09/16 20:01