市立船橋高から加入して2年目の磐瀬剛は、明治安田J2第31節に控える千葉とのアウェイ戦に特別な思いを抱いている。プロに入ってから地元・千葉でのプレーは未経験。「ほかの試合よりも、『出たい』気持ちはやっぱり強い」と出場を熱望する。
だが、6日の天皇杯2回戦・流通経済大戦では、左SBの先発を下畠に譲り、苦い思いで試合を見つめた。「僕は体が小さい。守備で大きい選手と当たるときには、もっとパワーがいる」。自分にはまだまだ成長が必要だと痛感しているという。
オフ明けの練習場では、全体練習後に入念な筋トレで汗を流す。一度始めると、ほかの選手たちが帰るまで、トレーニングルームから出てこない。「自主的に筋トレをしている。自分で考えてやらなくちゃいけないこと。(天皇杯2回戦に)出られなかった悔しさはあるが、しっかり切り替えて、また出場できるようにやっていく」と、定位置奪還に向けて力を込める。
ちなみに、幼いころから磐瀬が身近に感じていたのは千葉のライバルクラブのほう。「家が近かったし、応援していたのはレイソル」なのだそうだ。
(京都担当 川瀬太補)
2015/09/09 21:24