ふくらはぎを痛めて離脱していた千明聖典が先週から練習に合流している。まだフィジカルコンディションは向上中で、6日の関西大学との練習試合では30分間弱プレーして「かなりきつかった」と苦笑いを浮かべたが、テンポよくパスをつないでチームのリズムを生み出していく持ち味は健在。「あんまり深く考えずに素直にサッカーを楽しむことから」と、柔らかい表情をのぞかせている。
チームは8月23日の第30節・福岡戦(1○0)で1か月半ぶりに勝利したが、8月29日の天皇杯・1回戦でJ3の鳥取ガイナーレに延長戦の末、敗れた。なかなか向上のキッカケをつかめない中で、背番号10へかかる期待は膨らむ。
「勝ったらうれしいけど、内容も伴って、より満足感が多い方がいい。そういう試合が今年はできていなんで、自分が納得できるように、自分でゲームを作っていきたいと思っている」と、残り試合への意気込みを語った千明。復帰が待たれる。
(岡山担当 寺田弘幸)
2015/09/10 07:00