仙台は天皇杯2回戦で、宮城県代表の仙台大学と戦う。練習試合もよく行う相手だが、天皇杯での対戦は05年10月9日の第85回大会3回戦以来となる。このときは延長戦を終えても2-2で決着がつかず、PK戦も8-7という激闘だった。
現在の仙台大学には仙台アカデミーの瀬川誠コーチが派遣されており、仙台大学3年生の榎本滉大はJFA・Jリーグ特別指定選手として仙台の練習やキャンプにも参加している。
また、仙台のトップチームには奥埜博亮(右)と蜂須賀孝治(左)という二人の卒業生が在籍しており、どちらも仙台大学在籍中にJFA・Jリーグ特別指定選手としてJリーグ公式戦に出場した経験を持つ。
その卒業生二人に今回の戦いに向けた意気込みを訊いてみると、「相手が母校であることであること以上に『勢いに乗っている強敵に勝つ』ということを意識したい」(蜂須賀)、「『負けたくない』という気持ちが特に強い」(奥埜)と、それぞれ心境を口にした。
(仙台担当 板垣晴朗)
2015/09/03 19:03