「スタメンで試合に出続けることで、最近、昔のようなボールタッチの感覚が戻ってきたんです。ドリブルでしかけたり、相手を引き付けてパスしたり、いろいろと組み合わせながらプレーができている手ごたえがありますね」
河本明人が好調だ。前線でボールをキープできるし、何より体にキレがある。1週間ほど前に冒頭のように話していたが、迎えた前節・大宮戦(0●1)は、リーグトップの堅守を誇る相手守備陣にしかけて慌てさせる場面を数回作った。
「自分はひらめきでプレーするタイプなんですが、大宮戦は瞬間瞬間のひらめきに身体がしっかりついてきていました」
右肩上がりに調子を上げる河本に求められるのは、あとは結果だけ。大宮戦でも後半開始早々に決定機を迎えたが決め切れなかった。
「あれは決めなあかんし、頑張っていた守備陣に申し訳なくて。だから、次は絶対にゴールでもアシストでも、とにかく結果を残したいです」
ゴールへの距離は間違いなく近付いている。
(栃木担当 鈴木康浩)
2015/08/12 21:22